せんがんいしためいけ。
池の周辺は千貫石森林公園として整備されておりキャンプ場も併設。
江戸時代のこと。釜石から嫁入りの話と信じてこの地にやって来たおいしという若い女性が、ため池の人柱として石の棺に入れられ、牛とともに沈められた。
じつは、おいしさんは千貫のお金で村に買い取られていた。千貫で買ったおいし、というのが池の名の由来という説もある。「せんがんごく」と読むものと思ったら、「せんがんいし」とはずいぶん変わった名だと不思議だった。合点はいったが、なんとも悲しい。
今でも、おいしさんがらみのもの、そうでないものも含め、ミステリースポットとしてけっこう怖れられている。明るい時間にいけば、のびやかでさわやかな池でしかない。
全国ため池100選。
駐車場
案内板