水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

山田池(長野県上田)

上田市街地を見おろすゆるやかな高台にある池。ゆえに江戸時代には堤が決壊した際に、城下に水が押し寄せることを懸念し、築堤の際、設計よりも堤高を低くしたという話も残っている。
現在、池はフェンスに囲まれている。

<山田池の歴史と民話>(ウィキペディアより抜粋)
山田池は慶安3年(1650年)に2つの池を1つにまとめて造られたといい、この時の工事の指揮を執ったのが伊勢国の山田の人であったため、そこから池の名前がとられたとの伝承が残っている。この工事の際に、工事の設計書を見た上田藩は、堤が切れた時に城下に水の被害が及ぶことを懸念し、1尺(約30.3cm)堤を低くすることを命じた。江戸時代後期には養鯉や畔での薬草の栽培が行われた。