水辺遍路

訪れた全国1万1,450の池やダムを独自の視点で紹介

クッチャロ湖(北海道浜頓別)


道北最大。夕陽の美しい湖

細い水路でつながった二つの浅い沼(大沼・小沼)で構成されるクッチャロ湖は、オホーツク海の潮が入り込む汽水湖で、日本の重要湿地500にも選定。
流れ込み側にはポン沼というもうひとつの沼もある。

 

クッチャロ湖の構成

大沼

流出河川(クッチャロ川)

海とはおよそ5kmのクッチャロ川で接続。オホーツク海の潮が入り、汽水湖の形態をとる。

流入河川

数本の流入河川。うち一本は小沼に接続。


旧白鳥舎側駐車場

ポン沼

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クッチャロ湖の今昔

自販機しかなかったキャンプ場

初訪は1995年。当時は湖畔には自販機しかないような無料野営場があっただけ。
一度目に泊まったのは1995年に湖畔のキャンプ場で。地元の悪オジのたまり場状態で早朝からトラブル、自販機は壊され・・そんな1995年のツーリングレポートより。

この日は浜頓別町、クッチャロ湖に泊まる。釣をしていると、オックンがワカサギを釣りあげた。俺の方は釣果ゼロ。俺たちのテントの横で地元のおっちゃんたちが十人ばかりでドンチャン騒ぎをしていたが、俺は九時ごろにはスカーっと爆睡。翌朝、怒声で目覚めると、ちょっとした事件が。


(市原千尋「ルンプロ北海道95」より抜粋・写真も)

今では湖畔に日帰り温泉も

湖畔キャンプ場はすっかり人気スポットに。





道の駅

二度目にビバークした2021年には立派な道の駅ができていた。2023年再訪。


 

町と酒

ちょっとショッぱい空気が漂う湖畔の町の寂寥感も好きで、ずっと変わらないなあと思ってきた町の姿も、道の駅の完成でオシャレで近づきやすい雰囲気に変貌し、道の駅横の味わい深いスーパーマーケットに、若きころ訪れたころの名残りをとどめるのみ。
買い物をしているあいだ他に客はいなかったが、店の人は泰然としていた。昭和の小学校の窓のようなガラスからのぞく蛍光灯がいい。

地元の商店でカップ酒を物色するのが最近の楽しみ。特にシールタイプのラベルではなく、ガラスに直接プリントされたワンカップがあると萌え買い。ここでは男山フラワーカップ。かわいい。


 

マップ

現地案内マップ


ニッポン湖沼図鑑マップ

Googleマップ

マークした場所は道の駅。