水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

大広見池(愛知県尾張旭)

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2017年8月撮影。

大村池の上池にあたる大広見池は周囲1kmクラスのなみなみと水をたたえた池だったが、2011年の台風による大雨で破堤し、2013年に訪れたときは工事で水が抜かれたような状態だった。
2017年夏の再訪では、洪水吐けはコンクリートで新造されたものの、見た目は原野の様相。
周辺の宅地化によって農業用水の需要が減ったことに加え、池を取り巻くようなかっこうでゴルフ場があるため、大村池に関しては貯水機能を持たせず、調整池機能を優先させた設計で修復工事が行われたのではないかと思う。
周辺環境の変化によって必要とされる機能も変わり、台風による破堤をきっかけに改造が行われた興味深い事例であるが、ゴルフ場敷地内に池があるので、思うように調査ができないのが残念である。