うるいどせき。
宅地化の進む水田地帯の中の閑静なため池。築造は江戸前期で、潤井戸藩主永井尚政が灌漑目的で着工した。
この地を舞台にした小説「四天王剿盗異録」は「里見八犬伝」で知られる滝沢馬琴がの作。
へらぶな釣りの池としてメディアに紹介されており、バサーも訪れる池であったが、近年は水路を含めて餌取り密漁(釣り)取締りを徹底しているようだ。
立入禁止のフェンスを越えれば「不法侵入」、釣りをすれば「威力業務妨害」、ゴミを捨てると「不法投棄罪」・・住民による撮影監視と通報告発を行い、「立ち入る釣り人には50m先の駐在所の巡査が急行し取り締まる」(潤井戸堰水源整備班)とのことで、釣り人に対する敵意もここまで来たかという感じだ。それも、もとは釣り人によるゴミ投棄が発端のようであるから残念なことである。
地元では憩いの空間として潤井戸堰の整備に力を入れており、南側にはうるいど自然公園もある。
水神様の石碑は明治時代に建てられ、平成の開発で移動した
うるいど里山広場として整備が進む