あかがわだむ。【2013年9月更新】
宇都宮市街のお膝元にありながら、標高500m台の低山として関東屈指の名山である古賀志山(こがやしやま)に抱かれ、その秀麗な山容を惜しみなく湖面に映し出しているのが赤川ダムである。
ハイカーに人気の古賀志山だけに、登山口周辺は森林公園として整備されており、駐車場やトイレも複数ある。湖は森林公園の一要素となっているので、当然ながら休日には早朝からハイカーの車が次々と駐車場を埋めていく。
<釣り>
ダムとはいえ親水公園化しているので、陸っぱりはしやすい。とはいえ水の透明度が高い上にハイプレッシャーなので、釣りの難易度は高そうである。
地元の釣り人によると、近年はへらぶなは低調。コイは大型狙いで通う人は健在。バスは過去に60cmオーバーも報告されているが、現在は難しいせいかバサーの姿は少ない。
<ハイキング>
湖周の遊歩道の他、周辺の山にはハイキングコースが充実している。
関東屈指の名山である古賀志山(こがやしやま)をめあてに来るハイカーも多い。
<ロードレースの聖地>
自転車ロードレースの世界選手権が日本で開催された際に、このダム湖の駐車場がスタート地点となり、スター選手らが湖わきの急坂を駆け上っていった。以来、湖を起点としたコースはサイクリストのあいだでは聖地のようなものになっており、休日には多くのサイクリストが集まってくる。
ジャパンカップのコースは現地の案内板にも
ダムの堰堤横にはサイクリストのための施設(サイクリングターミナル)もある。
<周辺施設>
ダム湖のインレット側には釣り堀もある。
さらに赤川ダムの上流に行くと砂防堰堤がつくった雰囲気のよい小さなクリヤーポンド(細野ダム)もある。湖面へのアクセスは難しそう。立ち入り禁止の看板もあるが、気合で入釣する者もぽつぽついるようである。コイ、フナ、トラウトが確認されているが、バスも誰かが放流していそうである。