水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

沖縄県

ネオパークオキナワの池(沖縄県名護)

上の写真を見ると、すごい奇岩がそびえる池だと思うかもしれないが、これはアマゾン、アフリカ、オセアニアといった世界中の熱帯地方の環境を再現したネオパークオキナワという有料施設のエントランス前。岩はメインハウスの一部で人工造形物。(下写真) 周…

田名池(沖縄県伊平屋島)

【だないけ / ダナグムイ】 外来種に侵され消失の危機に立ち向かってきた歴史 沖縄の言葉で「ダナグムイ」。「グムイ」は池や沼のこと。すでに18世紀の文献には出てくるそうなので、もとは天然の湿地と沼沢であろうか。 現在は農業用水を担うハイダム2基を…

辺土名湖(沖縄県国頭)

農業用貯水池が森林公園の構成要素に 堤高10mの堰堤が堰く農業用貯水池であるが、国頭村森林公園の構成要素として取り込まれており、水辺の遊歩道で散策が楽しめる。 オキナワシリケンイモリやカダヤシのような魚の姿も。堰体はフェンスで立ち入りできず。 …

大小堀ダム(沖縄県本部)

沖縄本島の北玄関口の港で、あやしげなダムが Googleマップで沖縄本島の北側玄関口である本部港(もとぶこう)近くに、あやしげなダムが掲載されているのを発見。 現地へ行ってみるとクルマでは途中までしか進めず、さらに徒歩でもあと150mというところで道…

阿波北沢貯水池(沖縄県伊平屋島)

農業用水を担うハイダム2基を持つ伊平屋島。その南端近くに座する阿波岳(あはだけ)を水源とする農業用貯水池であるが、なぜか沖縄県のオフィシャルため池データベースには登録されていない。

中城ダム(沖縄県北中城)

なかぐすくだむ。この谷にかつては中城ダムの湖面が広がっていた。中城公園のすぐ上手、中城城からはすぐ下手に立地するダムであるが、公園の景観を構成する要素にはなっていない。航空写真で見ても池だった場所は完全に草に覆われており、水がない状態が長…

数久田ダム(沖縄県名護)

すくただむ。 堤高19.5m、最新型の重力式コンクリートダムが堰く名護市営の農業用貯水池。 フェンスゲートがあり立ち入りはできないが、堤体はほぼ全体を見ることができる。 下流500mには入場有料の轟の滝公園がある。 轟の滝公園の駐車場 マークした場所は…

我喜屋ダム(沖縄県伊平屋島)

がきやだむ。 日本一、海に囲まれたダム 日本の主要なダムで当ブログで初紹介となるのは、これがおそらく最後の一基になりそう。とっておきの立地にあるダム湖。なんといっても、ぐるりと180度以上を珊瑚礁の美しい海に囲まれたダム湖なんて、国内ほぼすべて…

イリシナダム(沖縄県伊平屋島)

【いりしなだむ / イリシナため池】 伊平屋島の前原ダムとして誤掲載されている謎ダム 伊平屋島には「ダム便覧」に掲載されている2基のハイダムがあるが、そのうち前原ダム(まえばるだむ)としてGoogleマップなどでもマークアップされている池は、じつは前…

前原ダム(沖縄県伊平屋島)

【まえばるだむ / 前原ため池】 伊平屋島の「位置未確認ダム」を特定 伊平屋島では「ダム便覧」に掲載されている2基のダムのうちのひとつで、堤高17mのアースダム。2023年3月現在、便覧では【位置未確認】扱いとなっているが、今回、現地調査と「沖縄県数値…

石川ダム(沖縄県うるま)

いしかわだむ。 沖縄自動車道からしか見ることができない石川ダム。 「ダム」という名ではあるが堤高は14.8mでハイダムの条件にはわずか20センチ届かなかった農業用ため池。 農水省が出している「特色ある農業用ため池」という資料にも採り上げられている。…

辺名地ダム(沖縄県本部)

へなちだむ。 ダムへのアプローチ路は離合困難な狭い舗装路で、ダム直下300mほど手前のところに伝染病防止のため関係車以外立入禁止の掲示があった。家畜関係の施設だろうか。 管理や利用状況などよく分からないダムであるが、「ダム便覧」掲載ダムとなって…

ウタハ堰(沖縄県阿嘉島)

水源の貯水池に「堰」と名付けるのは房総文化? 阿嘉島のメインの水がめ。他の水源としては原水調整池、慶留間堰などがあるが、貯水池に「堰」の名が付いているところが気になった。 ため池を「堰」と呼ぶ文化は房総半島中南部が代表的。沖縄の離島で「堰」…

座間味ダム(沖縄県座間味島)

座間味島で唯一のダム 透明度の高い珊瑚礁の海がスキューバダイビングの外国人に大人気の座間味島。 この島唯一のダムが座間味ダム。洪水調節を主目的に上水道利水の役割も持つ県営多目的ダムで型式は重力式コンクリートダム。 堤体下の海抜はわずか8m。 座…

瀬底島 ヒルトン調整池(沖縄県瀬底島)

沖縄本島から橋で渡れる瀬底島。 その西海岸のビーチに造成されたリゾート施設の調整池。海洋への土砂流出を防ぐ沈砂池とリゾート的な修景池の役割を併せ持つ。 瀬底島では、ヤギ汁の自動販売機が気になった。 沖縄本島から橋で渡る。向こうが瀬底島 bunbun.…

宜野座ダム・宜野座大川ダム(沖縄県宜野座)

重力式コンクリートダムが堰く貯水池が二つ並ぶ。 米軍基地内にあり、立ち入りできず空撮も禁止エリアのため実態がよく分からないダム。こういうダムが沖縄本島には少なからずある。米軍が怖いので早々に立ち去る。 かろうじてできたのは、近くにあった配水…

鍋川ダム(沖縄県宜野座)

ハイダムが堰く貯水池であるが米軍基地内にあり、立ち入りできず空撮も禁止エリアのため実態がよく分からないダム。こういうダムが沖縄本島には少なからずある。 近くにあった配水池を撮影。 マークした場所にゲート。

潟原ダム(沖縄県宜野座)

かたばるだむ。 ハイダムが堰く貯水池であるが米軍基地内にあり、立ち入りできず空撮も禁止エリアのため実態がよく分からないダム。 この一帯はこういう感じの米軍フェンスダム銀座。 マークした場所にゲート。

屋嘉ダム(沖縄県金武)

重力式コンクリートダムの貯水池だが、アプローチ路入口に立入禁止チェーンあり。

辺野古ダム(沖縄県名護)

へのこだむ。 同名のダムがすぐ近くにあるため混同しやすい。もう一方の辺野古ダムの河川とは交わってはいない。 折しも辺野古周辺は国を揺るがす大問題のさなかとあって、地元住民と日本人警備員がすさまじい緊張感。警備員が隊列を組んで行進していたり、…

久志大川ダム(沖縄県名護)

ハイダムが堰く農業用貯水池であるが米軍基地内にあり、立ち入りできず空撮も禁止エリアのため実態がよく分からないダム。 もうひとつのアプローチ路があるが、そちらもゲートがありダメだった。 この一帯はこういう感じの米軍フェンスダム銀座。 マークした…

喜瀬武原ダム(沖縄県金武)

米軍基地内にあり、立ち入りできず空撮も禁止エリアのため実態がよく分からないダム。こういうダムが沖縄本島には少なからずある。

21世紀の森公園の池(沖縄県名護)

沖縄本島北部における主要な町である名護市街地のビーチのある公園池。 池はフェンスで区切られており、水面にはホテアオイ群落が優勢。 園内には駐車場、トイレのほか、スケボーパークがある。 スケボーパーク 駐車場にモノを置いただけのシンプルな作りだ…

城ため池(沖縄県名護)

ぐすくためいけ。 名護岳に展開する名護城址を公園化した名護城公園の中にある農業用ため池。その名も「グスク(城)」。これは名護市のオフィシャルため池データベースおよびハザードマップに正式記載されている名である。 現地の注意喚起看板には「ダム」…

羽地ダム(沖縄県名護)

はねじだむ。巨大な取水塔と、道路なみの規格を思わせる管理橋。減水しないと分からないが、この取水塔は高さが50mもある。 ダムとしては日本初の仕組みが二つ。世界初も。 国営の大規模多目的ダム。型式はロックフィル。 沖縄赤瓦テイストで管理塔、トイレ…

エアリフト魚道上池(沖縄県名護)

ダム下にしつらえられた「魚送タンク」から66mも上のダムサイトにあるこの池まで水ごと魚たちを打ち上げるという、なんともすごい発想の魚道。いわば逆噴射ウォータースライダーのような「エアリフト魚道」の池。

満川ダム(沖縄県名護)

堤高19.3mのアースダムということだが、アプローチ路の入口らしき場所にゲートがあり進めず。

黒島の池(仮称)(沖縄県黒島)

黒島でいちばん大きな野池。 野鳥の休み場となるような木々をたくわえ、一見、天然のドリーネ池を思わせるが、この島に天然湖沼はなく生活用水は海底パイプを通じて西表島から引いているとのことなので、牧場の建物横という立地からも牧場運営上のこまごまと…

黒島研究所 ふれあい なまこラグーン(沖縄県黒島)

ナマコとふれあえる池? ウミガメについて研究している黒島研究所内にある海水の人工池で、さまざまなナマコが飼育されている。その名も「ふれあい なまこラグーン」。ラグーンとはラテン語の「池」。日本語で使われる場合は、潟湖や礁湖の意味で使われるが…

八重山諸島の島池さんぽ(沖縄県)

離島ターミナルのある港町を拠点に、個性豊かな島池めぐり 八重山諸島は、東京〜福岡間のおよそ二倍の2,000km! 沖縄本島からでも400kmも離れている日本最西端かつ最南端の島々。 八重山諸島の拠点となるのは石垣島。与那国島への空路および離島海路の起点に…