水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

2016-10-21から1日間の記事一覧

海鼠池(鹿児島県甑島)

なまこいけ。 天橋立より長い4kmの砂州によって切り取られた池。 数千年前の島の山体崩壊によって海中に落ちた土砂が潮流で長い砂州状にのび、その後の海面降下で海岸線に沿うように現れた貝池と海鼠池。 細くせばまった水路で両池はつながっている。 海と池…

山ノ入ダム(福島県二本松)

あだち湖。 市が管理する素朴な小規模ダムだが、あだち湖という愛称が与えられている。とはいっても観光的な要素は特になさそうで、かろうじて湖岸を歩ける道がある程度。 おもしろいのは「釣り注意!」という全国的にもめずらしい看板が立っていた。「釣り…

弓池(群馬県草津)

火口湖の中でも一回の噴火で形成されるマールに分類される。 湯釜とは草津白根レストハウスをはさんだ反対側にあり、国道上からも近くに見ることができる。 散策路が設けられているが2016年現在は、噴火警戒レベル引き上げのため立ち入りができなかった。bun…

湯釜(群馬県草津)

『百名山』に「全く思いがけない不意打ちの美しさ」と記された世界一の酸性湖。 深田久弥の名著『日本百名山』に採り上げられている草津白根山。その文章の中では、山についてよりも湯釜をはじめとする火口湖の美しさについて力説しているのが印象的である。…

草津温泉湯畑(群馬県草津)

水辺としては異色の掲載となるが、全国的な有名な草津温泉の湯畑。 温泉宿に取り囲まれたこの池は草津のランドマークにもなっている。湯畑とは源泉の温度を調節したり、湯ノ花を収穫するための池で、まさに畑という言葉がふさわしい。