水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

夜の池(長野県長和)

よのいけ。
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一夜のうちにとつぜん現れたという伝説の残る池。

夜の池(よのいけ)とはまた何とも魅力的な名である。ほかにも「一夜池(ひとよいけ)」、「野々入の池(ののいりのいけ)」という呼び名もあり、いずれも土地の気を感じずにはいられない。
また、池のまわりは半径5km以上にわたってめぼしいダム湖や湖沼も見あたらず、山あいの地にぽつんと独立するたたずまいに惹かれる。
池の下には山にはさまれた農地が広がり、取水堰もあったのでため池としての機能ももっているようであるが、成因はその名が示すように一晩のうちに土砂崩れで発生した天然ダム(土砂ダム)らしいことが伝説として語り継がれている。
観光要素はほとんどないが、吐き出し部に赤い小さな橋と案内板が掲げられている。駐車スペースらしいものもほとんどない。釣り禁止。

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流れ出し部分。池の規模に対しては何とも小さく素朴な水門。
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大きな鯉を確認。
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案内板。
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県道からアプローチ路を60mほど歩くと池が現れる。
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