水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

高原池(岡山県美作)

【たかはらいけ】高原キャンプ場。

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工事に伴い、かなりの減水状態。池岸を走る抜け道も通行止め。池に会うために、かなりの迂回を強いられた。池底に置いてあるのは海洋センターの浮き桟橋と思われる。

池の名自体が「高原」というさわやかな響きをもっているが、実際には「たかはら」という地名からきている。
といって名前負けしているわけでもなく、中山間部にあってインレット側にキャンプ場と海洋センターの艇庫を備え、要予約・有料ながらカヌーやウィンドサーフィンといった水上レジャー体験ができる。
高原池の案内看板は野鳥についてくわしく書かれているほか、百枚の棚田や怪力の久三さんにちなむ土地の伝説と「日半掘りの池(ひなかぼりのいけ)」についての記述もあり、興味を惹かれた。久三さんが一日で半日で造った日半掘りの池は現在、二つの小さな池として残っているという。
また、この地域では毎年1月に大きな草鞋(わらじ)を祠に奉納する習わしがある。奉納といえば、さいきんすごい本が出た。その名も『奉納百景』。珍奇な風習を追うように見えて、いたって真面目な本である。

奉納百景 -神様にどうしても伝えたい願い-

奉納百景 -神様にどうしても伝えたい願い-


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案内看板と工事標識。
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マークした場所は海洋センター駐車場。