草津白根山、本白根山。
2018年1月23日に、前触れもなく噴火。訓練中だった自衛隊員１名が噴石にあたって死亡するというニュースが全国放送された。
白根火山ロープウェイ山頂駅付近にいたスキー客など80名が一時、取り残され救助を待った。
草津白根山といえば湯釜の方は以前から火山規制がしかれており、レストハウスは閉鎖状態で国道はクルマを一時停止することさえ禁止されるなど厳しい警戒態勢がしかれていたが、今回噴火した本白根山の方は過去3千年間、噴火活動はなかったため警戒監視ではまったくのノーマーク。噴火当初は「雪崩」と報じられたほどだった。
噴火口の特定が進んでいるところではあるが、現時点では「鏡池」の名がくり返し出てきている。
草津白根山の山頂エリアには、湯釜を筆頭に爆裂火口湖の形状をもつ水釜、弓池、鏡池がある。やや下った山腹に、富貴原ノ池、武具脱の池（ものぬぐのいけ）、大池、平兵衛池があるが、いずれも古代の噴火に由来していそうな形状で、噴火口の巣のような場所といえる。
ときに災いももたらす火山だが、麓には日本三名湯のひとつである草津温泉をうみだしている。
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