水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

志河川ダム(愛媛県東温)

しこがわだむ。
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農水省の平成における国営事業の一環として建造され、東温市の佐古ダムとは兄弟分。
佐古ダムの方もそうであるが、道前道後平野の二毛作に対応するため、冬期の農業用水確保を見込んで建造されたというのも、温暖な四国ならでは。
横に長い佐古ダムの曲線美に対して、こちらのダムは縦長で直線的。スパっと潔く切れ込んだコマネチ型の導流壁が目をひく。両翼の急峻な谷も景観を引き締めている。
貯水池の水がやや黒ずんで見えるのも、池の深さを暗示しているようだ。農業用貯水池とはいえ、落水すれば這い出るのは至難の業だろう。
ダム堤体下およびダムサイトに駐車場がある。ダムサイト側には公衆トイレも。
佐古ダムも合わせて訪れたい。

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堰体下の駐車場にキャンピングカーが停泊していた。通な人もいるものだ。


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ダムサイト側の駐車場、トイレと案内板。

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マークした場所に駐車場。