せっそうこ。雪窓公園。
優雅な池名であるが文人にちなんだ名。佐久には3kmほど離れたところに、仙禄湖という詩人の佐藤春夫が命名した池がある。
ともに湖とはいっているが、本来は池と呼ぶのがふさわしい大きさ。
かつてはキャンプ場が併設し遊覧ボートもあって家族づれでにぎわったという。一時、すたれたが、雪窓公園が近くにできたことと合わせて池岸が整備され、陸っぱりもしやすい好釣り場となっていて、訪れたときも自転車でやって来た少年バサーがいた。
有料釣り場か釣り禁止かの二極化が進む信州にあって、今なおこのような池が町中にあることに、正直、驚きが隠せなかった。
ヨシ群落やヒシモカバー、オープンウォーターと変化に富み、釣り心がある人が設計したのではないかと思ってしまうほど、釣り歩きがしやすい。一方、幼児や高齢の散策者目線で見ると、柵がなく水面が近いことは不利に働くかもしれないが、地元の少年たちにとっては絶好の釣り道場になりそうだ。
小型ながらブラックバスの魚影を確認できた。鯉はかなり大きくなっていた。ほかに、ふな、ブルーギル、ザリガニ釣りなどができるようだ。
池は雪窓公園の構成要素ではないようだが、公園駐車場が近い。
マークした場所は駐車場。