桜沼公園。
秋田、青森では五所川原をのぞく広範囲にわたって、野池の名に「堤(つつみ)」と「沼」が混在している。秋田では堤色が強く、北にいくにつれ沼色が強まる。一方、津軽半島の付け根にある五所川原では「〜溜池」という名が多い。
八戸市街地の辺縁にある桜沼は野釣りができる好場所として地元では親しまれている。対象魚は、ふな、ブラックバス。
池名が冠せられた公園となっているが、いかにも公園という感じではなく、ため池に親水ゾーンや水辺遊歩道などの親水機能を持たせただけの素朴なたたずまいではあるが、岸は豊かにヨシをたくわえ波に浮き草が揺れるさまは、なんとも釣趣を誘われる。
インレット側には池の浅い範囲にロープが渡され、仕切りの範囲内では子どもでも池に足を踏み入れて水辺に親しめる工夫がなされていることに感心した。
未舗装の駐車場、トイレあり。
池名の桜であるが、湖周にはオオヤマザクラが植えられているほか、ゴールデンウィーク期間には大きな鯉のぼりが列をなして泳ぐ。
マークした場所は駐車場入口。