佐渡島の北端にある島きっての景勝地が大野亀。
佐渡島を周回するアストロマン・トライアスロンや自転車イベントなどでは、最初の難関となる峠道であり勝負どころでもあったが、絶景に目を奪われたものだ。初夏はトビシマカンゾウの花が黄色一色に奇岩を彩る。
この大野亀の足もとに二段の小さな池を見つけた。大野亀のかたわらの海岸に面した草地の斜面にたたずむかわいらしい池だ。農家の人がしっかりと手を入れており、蓮を栽培しているようだった。あるいは栽培しているのは蓮ではなく、何か他のもの?
ふと顔を上げると、駐車場に他のクルマは一台もいないのに大野亀の稜線をのぼっていく若い女性の姿がちらりと見えて、完全にこの世のものでないものが見てしまったと勘違い。何のことはない、インスタ映えハンターらしきこの若い女性は一人、港のレンタルサイクルではるばるここまでやって来たようだ。いくら電動アシスト車とはいえ、そのガッツには脱帽。復路のバッテリーは大丈夫なのだろうか。町まではけっこうな距離。
島は島でも瀬戸内海の島のように外国人観光客の姿はあまり見られず、若い女性の一人旅がよく目にとまった。
近くに大野亀の無料駐車場とトイレ。前にある大野亀ロッジの食堂はボリュームある海鮮丼が1200円と安くおすすめ。
Pマークは無料駐車場。トイレあり。