水辺遍路

実踏・日本の湖沼 6,150湖

沼尾沼(福島県南会津)

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街道情緒あふれる宿場町・大内宿の名を冠した大内ダムと、若郷湖の名をもつ大川ダムにはさまれた小野岳。
この山頂直下のえぐれたところに沼尾沼なる水辺がある。
池に会うためには登山でアプローチするしか方法がない。ただ、沼尾沼を経由して小野岳頂上に至る大川ダム側からの登山道(その名も「沼尾登山道」)は廃道になっているとのことで、反対の西側にある大内宿側からの登山道で小野岳ピークに至るしかない。
頂上近くの尾根から沼尾沼の姿を垣間見ることができる場所はあるようだが、廃道となった沼尾登山道側かもしれず、どのような状況になっているかは行ってみないことには分からない。
空撮機材を背負って頂上まで行けば、木々に遮られて視界がなくても沼の姿ぐらいは捉えることはできるだろうと思っていたが、この日、予定がおしてしまい、大内ダムの到着が日暮れ前になってしまった。
やや風は強かったが人もクルマもほとんど通らない状況だったので、ダイレクトに直上フライトで沼尾沼を狙ってみることにした。

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右側のいちばん高い峰が小野岳。
その左側にくぼみのような山影が下に降りている。その先に沼尾沼があるはずだが、かなり高度不足。頂上の裏側のくぼみにある沼を捉えるためには、そうとう高度を上げないと無理だ。日をあらためて登山するしかないようである。

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沼尾沼と、かしこい牛の伝説。

平安末期に小野岳の上に住み獣皮で財をなした長者がいて、かしこい牛を飼っていた。牛はなんとひとりで山道を下り麓の集落に使いにいっていたというが雨の日に沼尾沼に落ちて死んでしまったという。以来、牛の首をかたどった人形を沼に投げ入れると雨が降るとされ、雨乞いの神事となったとの話がある。


マークした場所は登山口わきの駐車スペース。