昭和の男なら分かる?
なぜだろう。「子」のつく地名は全国に少なくないのに、「夏子」となるとなぜか珍地名扱い。
神奈川の磯子、佐賀の呼子、宮城の鳴子・・と列挙してみても、それはそれでいい地名だけれど、夏子だけは別格。無性に男心が掻き立てられるのはなぜか。
夭折した女優の夏目雅子?
世良公則の「燃えろいい女」につづく歌詞が「燃えろ夏子!」だから?
いずれにしろ夏子へ激しい追慕を感じるのは、昭和の男だけかもしれない。話がそれた。
残念ながら、というと失礼だが「なつこ」ではなく「なつご」と読む。地名を冠したダムだが、なぜかGoogleマップには「平間ダム」とも記載されているが、平間ダムは宮河内ダムの旧名でもある。誤記だろうか。
農業用ダムであるが、吉野川北岸側の農地を潤すためのものだという。水量豊かな大河川、吉野川(なんと県境の山を導水トンネルで越えて香川県にまで水を供給している)の流域にありながら、北岸側は水不足に長年苦しんできたというのは驚きだった。
水源からの水が伏流水となって吉野川に注ぎ込む地質地形構造による。なるほど山自体が巨大なダムとはいえ、地下ダム状態では水を汲み上げるのも大変というわけだ。そういった意味で夏子ダムはまさに救世主。
ダム湖左岸側には国道が通り、物産店のある休憩所もある。
管理棟はやや珍奇なデザイン。ダムカードあり。
ダム湖への立ち入りは禁止。
マークした場所はドライブイン。