ないばいけ。内場ダム。内場堰堤。
高松野池の親分のような立地。
地図で見ると内場池は高松市南部の野池群を少し離れた高みから見おろすようなポジションにあり、高松野池の重鎮とでもいった風情。しかし現地で重厚なコンクリート製の堰体を見れば、内場池というよりも内場ダムと呼びたくなった。実際、内場ダムの名の方が一般には通じやすい。
ダムとはいえ「内場池」という名前が残っていることから、江戸期以前の古い溜め池をコンクリートで嵩上げしてダム化したものかと想像していた。
実際には築造は昭和になってからで太平洋戦争をはさんで工事が行われたので、生まれも育ちもダム湖である。
それでもどこか野池の親分のような「内場池」的な感じは何かと思って歩いていると、ダムの天端に据えられたプレートに「内場堰堤」の文字が刻まれていた。
貯水池では、へらぶな、ブラックバス釣り、ダム上流の河川ではアマゴ釣りができる。
堰体を正面から見ることのできる駐車スペースが県道沿いに設けられているほか、ダム下の国道に日帰り温泉が付随した道の駅もある。
堰体天端。
道の駅と日帰り温泉。
マークした場所は道の駅。