水辺遍路

実踏・日本の湖沼 5,850湖

モネの池(岐阜県関)

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名前もない山中の小さな池がネットでブレイク。

昨日、東京都心の池袋駅ビル屋上にあるモネの名画「睡蓮」をモチーフにして造園された空中庭園の池を紹介したので、湖沼マニアで勘のいい方なら、次はこれが来るなと予想されたのではないかとも思いますが、まさにモネを思わせる池として話題になっているのが岐阜県の山奥、根道神社の社前にある小さな池。
「名前のない池」で検索すればこの池の情報がずらずら〜っと出てくる時点で、もはや名前のない池という名の池といっても過言ではない状態ではあるものの、知名度が上がるにつれ無名のままでもいられず、最近は「モネの池」という通称が定着しつつあるようだ。

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写真を見てのとおり、誰が撮ってもモネの名画を思わせる画が得られるので、平日から小さな池のまわりはカメラを構える人だかり。伝説をまとった門前池というわけでもなく、もともとは貯水池だったという話もあるものの、貯水池としては小さすぎるし水深もなさすぎる気もする。神社の防火用水のために造った池というなら分かるといった規模。
そんな無名の小池が降って湧いたような人気に、地元はいまだやや戸惑い気味といった感の対応状況ながら、駐車場やカフェもあり写真展示なども行われていた。

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周辺におもだった観光地や湖沼もあるわけでもない山奥なので、ちょっと気軽に立ち寄るといった感じではないものの、岐阜市街地からアクセスする道路は走りやすい二車線で、スマホで撮影しても簡単にモネのような画像が得られることや、「モネ」という日本人に響きやすいテーマ性がSNSにかっこうの素材を与えたかたちでブレイクした時代の産物といえるかもしれない。
じっくり見ていけばモネを思わせる池は全国各地にあると思うが、たまたまこの池を訪れ、最初に「モネ」っぽいと看破し発信した人の功績であろう。
今後、日本のあちこちでモネ池が増殖していきそうな気もするが、そうなればそうなったで、ここは「モネ池発祥の地」とか「元祖・モネ池」と名を変えながらも人々を惹きつけつづけるのかもしれない。名のない池の弱みは強みでもある。

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池のすぐ近くの道。その存在を知っている人でなければ通りすぎてしまいそうだ。
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モネ効果の秘密は、池底をカーペットのように覆う苔や水草と、澄明ではありながら微妙に淀みのある水質にありそうだ。
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駐車場と案内板。
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マークした場所は駐車場。