水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

南大東島の標準的ファームポンド(沖縄県南大東)

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減水した状態のファームポンド。コンクリート護岸はまっすぐ垂直に切れ落ちていて深い。

南大東島のファームポンドについて、標準的なものを数ポンドまとめて。
構造はたいてい同じで、完全な掘り込み型。堤はなく、全周コンクリート護岸。水を通しやすい石灰岩質の土壌なので、底まで遮水フェイシングされていてもおかしくないが、訪れたときは水を抜いた池がなかったために底までは確認できなかった。
下のリンクは建設中のファームポンド。
bunbun.hatenablog.com


高台にあるファームポンドの事例としては、以下のリンク。
bunbun.hatenablog.com


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ファームポンドの横に、このようなゴムの天幕を張ったような円形のミニ池が設置されているケースもしばしば見かけた。ホースとポンプがセット。天水を少しでも無駄にしないための労苦がしのばれる。


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空港近くにあった満水状態のファームポンド。飛行機機内から撮影。


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ファームポンドの周囲はサトウキビ畑だが、畑よりも池の方が低い場所にある。


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島南岸側のファームポンド。


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町はずれのファームポンド。
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ファームポンドの近くでウシガエルと思われる大型のカエルが轢かれているのを見つけました。外来生物がこんな絶海の孤島にまで侵入していることに驚きましたが、じつは池に棲む魚類の方も外来魚が繁殖し、昔から島にいた魚が減っているという嘆きを農家の人から聞きました。


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