南大東島のカルスト湖沼群のひとつ。
もっとも南に位置し、島を東西に横切る幹線道にはさまれているのでアクセスはしやすい。
道をはさんで反対側には舗装された広めの駐車スペースとトラックへの給水設備、ポンプ室を備えた給水場があったが、この小屋の中に鎮座するエンジンの値段にびっくり。くわしくはページ末の池ナビで。
今回は、ポンプ小屋に掲示されていた看板に注目しました。
「ウルグァイ・ラウンド農業合意関連対策」
「ウルグァイ・ラウンド」は、どこか懐かしい響きですね。ポンプ施設の費用が記されていました。ポンプ小屋 5百万円
エンジン(13馬力) 2百万円高っ!! 小さなポンプ施設でも、こんなにするんですね。ケタをひとつ間違えているのかと二度見してしまいました。
13馬力のエンジンといえば、125CCのスクーターぐらいでしょうか。40万円でアイドリングストップ付きの新車が買えてしまいますが、2百万円13馬力のエンジンがどんなものなのか見てみたい気もします。
それと馬力数のあとにつづく「cab100」の文字。
一瞬、かの名車スーパーカブのエンジンを使っているのかと萌えかけましたが、スーパーカブに100ccはない? なんてことはなく、1988年と1989年に輸入販売されたカブ100EXなるものがありました! カブ奥深し。
しかし、よく見ると・・ツヅリが違いました。スーパーカブは「cub」。
しかし萌え損というわけでもなく、「cab」はキャブレターのこと?
ケイヒン社製のフラットCRキャブレターのカリカリというアイドリング音が蘇り、ミクニ社とヨシムラのコラボキャブレターも赤いヘッドがカッコよかったな〜と、サトウキビ畑のまん中で夢想妄想が広がるのでした。
いつかこの島を、フラットCRキャブ仕様のスーパーカブで駆け抜けてみたいものです。平成の終わりに、昭和の男でした。