水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

轟池(大分県杵築)

とどろきいけ。
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堰体の天端は半分ほどが二車線道路になっておりアクセス性は悪くない。駐車スペースもある。
杵築市内に350ほどあるという農業用のため池のひとつで、堤の中央に取水設備、左岸側に横向きで洪水吐がある。
二車線道路は2012年の工事で拡張されたものだが、その際に池の水を抜いてしまった。へらぶながよく釣れるだったこともあり、地元の釣り師や近隣の釣り会が協力して、魚を釣り上げては近くの池に移した。その数は600尾以上に及んだそうである。
堤の下は淵になっており、轟地蔵が祀られている。室町時代に風評被害で結婚が破談になり、この淵に身を投げた姫のために据えられた。おしろいを地蔵の顔に塗ってあげると願いが叶うと信じられている。

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洪水吐(左)と駐車スペース(右)
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マークした場所は駐車スペース。