水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

川口ダム(徳島県那賀)

かわぐちだむ。川口貯水池。川口ダム調整池。
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エネルギーミュージアムと道の駅のあるエコダム。

水力、小水力、風力、太陽光による発電を集約した四国企業局が管理するダムで、ダムサイトに川口ダム自然エネルギーミュージアムがあるのが特徴。
音声案内のある案内板も手まわし発電式。ボタンを押して案内音声が流れるタイプはときどき見かけるが、その電力も手まわしで自給する徹底ぶり。人間、なぜか手まわし発電だとやってみたくなるから不思議だ。
ふだんはボタンを押しても聞くのが面倒くさかったり、そもそもボタンを押すのも面倒と思いがちなのに、このような状況だと、なぜだかハンドルをまわして発電してみたくなり、しかもわざわざ自分の力で発電した音声はちゃんと最後まで聞きたくなる。こんなところにマーケティングのヒントが隠れているかもしれない。
ダム湖の中ほどには日帰り温泉のある道の駅も立っていて至れり尽くせりだ。道の駅の裏側が湖畔遊歩道になっており、けっこうな数の魚が群れていた。底が岩盤質でブラックバスや鯉の付き場となっているようだ。ここの巨鯉はスペナーベイトにもチェイスしてきたのでスリリングだったし、小さいブラックバスもおもしろいぐらいアタックしてきた。大きなスピナーベイトだったので、魚が小さすぎたのかフッキングには至らなかったが、単独で岩陰にいた少し大きいバスも軽くチェイス程度には相手にしてくれた。

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エネルギーミュージアム。
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日帰り温泉のある道の駅。
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堰体。
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手まわし式の案内板。
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「川口ダム調整池」と刻印されている。
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マークした場所は温泉のある道の駅。