海へと直接注ぐ不思議な池。
地名の神島(こうのしま)は、もとはここが島であったことを示す。干拓によって陸続きになり瀬戸内海に突き出した半島のようになっている。
この御手洗池を、小さな島にあった池として見てみると、違った景色が見えてくる。この名をもつ池は全国に見られるが、ここでは天皇が手を洗ったという伝説が残る。それにしても天然の海跡湖であろうか、ほとんど海に接する立地は神秘的でさえある。
池には水門が設置されており、池から出た水は道路をくぐって海岸に排出されていた。つまり、ため池ではない。看板に「遊水池」と記されているが、全体的にかなり水深は浅く、何の機能をもつ遊水池なのか分からない。さして名所にしようという雰囲気もなく、不思議さばかり募る池である。
未舗装の駐車場とトイレがあり、小さな社も立つ。そしてなぜか漁船が池の方に舳先を向けて安置されている。
池から排水された水は海に注ぐ。
池名が記されたバス停。目の前は海だ。
粉塵を測定するダストジャーという機器が池畔に設置されていた。
お社。
水門。
駐車場とトイレ。
マークした場所に駐車場、トイレ。