堰体の天端が粟ヶ岳の登山口に。
加茂二号水源池、加茂水源第二ダムなど、呼び名にいろいろなバリエーションがある。池を管理する加茂市水道局のウェブサイトで確認したところ「水源池」「第二貯水池」とだけある。
それではあまりに味気ないので「ダム便覧」の表記に従って、「加茂市水道貯水池二号」をタイトルとした。
それでもやはり味気ないと思わずにはいられないほどの池である。
この池に水を送りだしているのが、三条、加茂市民のふるさとの名峰、粟ヶ岳(1,293m)。百名山はおろか二百名山にも入らず、やっと三百名山のひとつに列せられるが、この名峰をして・・ランキングとはそんなものなのだろう。
この第二水源池の古びた堰体の天端は、栗ヶ岳の中央登山道の登山口になっている。ここまではクルマも入れる林道だが、この堰体がおのずとクルマ止めとなり、粟ヶ岳に向かう登山者の気持ちを引き締めるみそぎ池のような存在であろうか。
堰体を渡った先に登山届けを入れるポストがあり、粟ヶ岳へと道がつづく。
釣りは遠慮くださいとの看板あり。
第二水源池まで車両通行はできるが駐車不可。手前1kmほどの第一水源池前に登山・キャンプ用の大駐車場がある。堰体手前にトイレあり。