水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

角川ダム(富山県魚津)

かどかわだむ。
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富山県が運営するロックフィルダムが堰く貯水池。
農業用水としても使われるが洪水調節が主任務のため常時満水位は堰体高の半分程度に抑えられている。
貯水池に道路が沿うが水面との比高があるだけでなく、湖面も立入禁止エリアが設定され、ボートも禁止。
ダムの上下流にはヤマメ、ニジマスなどの渓流魚のほか、1992年の魚津水族館の年報に掲載された調査には貯水池および下流側でブラックバスの繁殖が報告されているので、かなり早い時期に放流されたと考えられる。
この貯水池の訪問でいちばんテンションが上がったのは、湖岸路に掲げられていた案内看板を見たときだった。
その俯瞰マップはシンプルな線画ながら、ダム湖から松倉城という山城にかけての魅力的な地形もよく分かる。さらにイラストマップの中央あたりに「双子池」というなんとも蠱惑的な池まで描きこまれているではないか。
おそらくこの看板の案内マップにはオリジナルのものがあって、松倉城跡に掲示されているようだ。そちらには双子池の近くに小菅沼という池も記されていた。

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天端は歩行のみ可。
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マークした場所に駐車スペース。