じつげつのいけ。日月池。洲本城趾。
国の史跡となっている洲本城を歴史公園として整備した三熊山公園。
市街地を見おろす三熊山に築かれた山城には、石垣が入り組むように据えられ、地の利を活かした要害をなしている。山城では水源の確保が死活問題であるが、石垣から排水された雨水を集水する仕組みを設け、少し低まった場所にあるこの池に溜め、池ばたに日月の井戸も設けて連動させたようだ。
現在の池は再建されたもので、地中に埋められたコンクリート溝で引水している。
池名の由来は、井戸の底に敷かれた石板に施された彫り物から来ているというが、見ることはかなわなかった。水神の彫り物なら分かるが、井戸の底に、太陽と月の彫り物というのはどういう意図だったのだろう。
池には松をのせた小さな中の島もある。これも再建されたものだろうが、往時にも島はあり亀島と呼ばれていた。
駐車場複数あり。
マークした場所は池からいちばん近い駐車場入口。