水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

樋之池(兵庫県西宮)

【ひのいけ。樋之池公園】
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西宮市公園緑地課が管理する六甲南麓の住宅地の中の公園池。樋之池公園として整備。
樋之池公園は屋外50メートルプール、テニスコート、アリーナを備える運動公園。
池名が冠された公園だけに、公園用に造成された池ではなく、もともとあった池を生かして公園化したと思われる。池には堤構造は見られず、周囲より低くなった凹地。東岸側がアシ群落になっており、護岸は丸木杭を模した垂直タイプ。この護岸用部材は公園池でときどき見かけるが、何という名なのだろう。知っている方がいらっしゃれば、コメント欄でおしえてください。
遊歩道が池を取り囲み水面が近くロープ柵で仕切られている。柵がなければ釣りもしやすそうな岸だが、実際、昔は釣り堀だった時代もあったという地元古老の話も。現在は釣り禁止
池の一角にメッシュネットで囲んだ水生植物の育成ゾーンがあった。
有料駐車場があるとのことだが、公園敷地外の南西側がそうであろうか。

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洪水吐といっていいのか、コンクリート製の池の排出口。水面下にダム穴状のコンクリート升のようなものも見えるが二段式でしょうか。
水位を調節する板を差し込む切り込みが入っています。釣り堀時代にはもう少し水位を高くしていたのでしょうか。ヨシ群落の中に流れ込みが隠れていそうですが、町中の公園池としてはかなり興味深い池でした。


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マークした場所が有料駐車場?