水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

学校堤(石川県かほく)

うのけ総合公園。
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変わった名の池である。池名としてはありそうでいて、ほかに見たことがない。
うのけ総合公園の敷地内に取り込まれているものの、ラバーフェイシングされた堤構造が見て取れるので、もともとは溜め池だったようだ。あるいは現役かもしれない。
池の全周が公園で遊歩道がめぐらされている。
岸辺のところどころには浮葉植物群落も見られ、草で覆われた護岸も水面が近くてやさしく親しみやすい。
それにしても学校の名はいつごろ付けられたものなのだろう。
明治時代に学校制度が全国に施行されるまで、「学校」という語はあまり一般的ではなかったはず。
もう一点、石川県では池名に「池」を付ける文化圏と思っていたが、この一帯だけ「堤」の名をもつ池が集まっているのも興味深い。
公園駐車場、トイレあり。

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駐車場と案内板。


マークした場所は駐車場。