浅草寺。
外国人観光客で大賑わいの浅草寺。雷門をくぐると常設の露店が並び、平日でも歩くスペースを見つけなければならないほどの人出。多くは外国人である。
これほどグローバルな観光地として爆発するとは二十年前には想像もできなかったが、何が外国人を惹きつけるのだろう。振り袖レンタルも活況のようだが、着ているのもたいがい外国人。歩き方まではおそわらないのか外股大股で闊歩するので、遠目にもすぐ分かる。おじいさん、おばあさんばかりだった昔からすれば、華やかで明るい。
人でごった返す参道から入場料を払って伝法院庭園に入ると、うってかわって落ち着いた時間が流れていた。
都内の大名屋敷跡でしばしば見られる回遊式池泉で、二つの池が水路でつながったような形状をし、庭園の中心要素として配されている。
池の周囲にめぐらされた小径を歩いて対岸側にでると、木々のあいだから五重塔と東京スカイツリーが共演していた。