水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

血の池地獄(大分県別府)


真っ赤な上に湯気がもうもうと。これぞ地獄の池

国内有数の温泉地・別府の目玉観光コースの地獄めぐりのひとつ。それぞれの地獄は温泉が湧出した池で、海地獄、白池地獄、竜巻地獄と血の池地獄を合わせた四池は「別府の地獄」名義で国の名勝に指定。
赤と緑のクリスマスカラーの血の池地獄は写真映えすることから近年、若い人の姿もよく見られる。
由来は古く8世紀ごろの文書にはすでに「泉」という形で登場し、「血の池地獄」という呼び方は江戸時代の文書に出てくると別府市役所の方におしえていただいた。
入場料400円。駐車場無料。
全部の池のフリーパスは2,000円。


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その正体は、水深30mの熱泥の池

水蒸気爆発をくり返して大きくなったというから、天然の火口湖といってもよさそうだが、管理する別府地獄組合の言葉を借りれば「赤い熱泥の池」。 なみなみと赤く溜まっているのは、酸化鉄、酸化マグネシウムを含んで赤く化学反応した熱泥が噴出、堆積したもの。
熱泥の池なので正確な深さは判定が難しいが30mとされる。池の規模からすればとんでもない深さ。まさに地獄。


駐車場からはもうもうと上がる湯気だけが見える



立派なエントランス。中には足湯もある。


駐車場と案内板



マークした場所は駐車場。