水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

有田ダム(佐賀県有田)

秘色の湖。
f:id:cippillo:20180702085002j:plain

佐賀県初の多目的ダム。

県営の多目的ダムとしてはもっとも古い。ダムを下るとすぐ有田の町。有田焼で有名なだけあって、明治風情を感じさせる街並み。
人造湖名は「秘色の湖(ひそくのうみ)」とゆかしいのは、北原白秋と縁故のある詩人・山本太郎の詩のタイトルからとられた。そういえば先週末、山田太郎が主人公の『ドカベン』が連載半世紀で完結した。
「秘色」(ひそく)とは日本の伝統的な色の名で、青磁のような透明感のあるブルー。そういえば今朝の連続テレビ小説『半分、青い。』では「夏虫色」という色の話が出てきた。こちらは秘色に緑を薄く溶いたような色で、京阪電車のボディペイントにも使われている。
春は千本桜。ブラックバス、へらぶな釣りではローカルメジャーな存在。
堰体下250mの場所に駐車場とトイレあり。

f:id:cippillo:20180702085001j:plain
有田の町なみ。


f:id:cippillo:20180702085004j:plain
雨もあいまって黒々とした堰体がいかめしい


f:id:cippillo:20180702085005j:plainf:id:cippillo:20180702085003j:plain
駐車場・トイレ。右は遊泳禁止看板。