水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

天沼弁天池(東京都杉並)

天沼弁天池公園
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天沼弁天池公園は杉並区が管理する公園。天沼は現在は一帯の地名となっているが、もともとは公園敷地の南広場あたりに桃園川の水源となっている湧水の池があって、これが天沼と呼ばれていたようだ。
杉並区のホームページによると往時の沼は直径35mほどの円形で、直径4〜5メートルの中の島を持ち、弁天様が祀られていた。大正時代ごろまでは日照りがつづくと雨乞いの神事なども行われていたそうだ。
よって天沼=弁天池と考えてよさそうだが、池の歴史を後世に伝えるのに「天沼弁天池」を公園名に冠したのはよかったと思う。現在の池は公園池として再建されたものだろう。人工渓流と人工滝の二つの流れ込み、ヨシの生えた島と、石灯籠をのせた弁天島レプリカのあるヒョウタン形の池となっている。
郷土博物館分館、トイレ、図書館分館もあり、夏祭りの会場にもなっている。
特筆すべきは公園の地下に10トンクラスの地下池が二基埋設されており、都市の防災機能をもった新しい池の姿といえる。


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ハスの群落。鯉の背びれがあやしく波紋をつくっていた。


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いろいろな角度から見た池の全景


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ヨシの生えた小島


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池に流れ込む人工渓流


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流れ込みの一つとなっている人工滝


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流れ込み部と吐き出し口?


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郷土資料館分館で開催されていた展示は、杉並区にあった路面電車に関するもの。入りたかったが、すでに閉館時刻を過ぎていた


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郷土資料館、図書館分館、公園入口
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案内板など