南大東島に200あるという鍾乳洞のひとつである秋葉鍾乳洞。
サトウキビ畑が広がる農地の下、地下14mに秋葉地底湖がある。地底湖の湖面は外海の海水面と同じ高さで、満ち引きもしている。そんな地底湖だが、なんとポンプで汲み上げた水は農業用水として利用されていた。
地底湖入口のまわりは柵やフェンスなどは何もないが、サトウキビ畑の中にぽつん。私有地内につき無断の立ち入りはできない。ガイドを通して許可を得る必要がある。また、星野洞のように観光施設化されていないので照明や階段などもない。ガイドツアーでライト、ヘルメット、長靴、ツナギなど装備一式を貸してもらえる。着替えや移動などを含め、所要時間は三時間ほど。
地底湖の水もサトウキビ畑を潤していた!
地底湖の水は外海とつながっており、潮の干満が連動している。しかし完全な海水というわけではなく、水面から50センチほどは上から滴りおちてきた真水の層がある。その層から取水した水は、ホースとポンプを介して地上のサトウキビ畑に送られる。
秋葉地底湖への入口。
鍾乳洞を地底湖へと進む。
迷路のような洞窟。ガイドがいなければ手も足も出ない。
第一の地底湖へ。
第二の地底湖。
第二の地底湖は、透き通るような水面が見られた。庭池ほどの大きさ。
これぞ秋葉地底湖。まるで地下庭園の池。