紀の川流域野池群のひとつ。
かつらぎ町の溜め池ハザードマップにも示されているように、万が一この堤が決壊すれば水は斜面を駆け下り町を襲い紀の川まで達する。ため池造りに好適の地は、同時にリスクも負う。
堤の中央には守護神のように石の碑が。
釣り禁止看板は「畑谷池水利組合」名義。
四連のスピンドルハンドルをもつ斜樋。ハンドル部はコンクリート造りの操作室に収められている。淡路島の路谷池で見たタイプと同じです。
一方、減水でむき出しになった堤の前面を見ると、波除けブロックは施工されておらず土のまま。下部には補強のため打ち込まれた木杭が何列にも並ぶ昔ながらの構造がみてとれます。