水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

石動山資料館の池(仮称)(石川県中能登)

能登歴史公園。

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メダカの群れが水面をにぎやかにしていた。

石動山は標高565メートルの山岳信仰の道場となってきた霊山。山の一角に寺院の大伽藍を抱く。
一帯は能登歴史公園(石動地区)として駐車場、トイレ、資料館、遊歩道などが整備された。池は資料館と駐車場のある公園部分の中央にある。
小ぶりな池であるが溜め池といっていい構造をもち、積み上げた玉石で周囲を護岸されている。
公園造成時に造られた可能性もないわけではないが、沢の水を引き込んでいることと、堰体構造が見られることから、あるいは山岳伽藍を支える用水池として古い池の原形があったものを再整備したものかもしれない。池についての案内板は見あたらなかったが、資料館も隣接しているので調べることはできそう。
うれしかったのは、水面のあちこちで小さな波紋がはぜていて、よく見るとメダカたちだった。水質も澄みすぎず濁りすぎず、メダカの繁殖に適した苔や水草にも恵まれていた。

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駐車場と案内板。
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マークした場所は駐車場。