1万3千ある淡路北部(淡路市エリア)の野池群のひとつ。
野島鍾乳洞のすぐ上手にある池で、堤が切れたら、まっすぐ水が鍾乳洞に飲み込まれていくような立地。実際、平成になって堤の前面(内側)が浸食されて破堤が危ぶまれる事態に。堤高5.5mの小さな池だが、前法面を張ブロックで補強し、底樋を設ける緊急工事には2千2百万円もかかった。池の維持管理がいかに大変かを思わせる金額である。
野島鍾乳洞は少々、不思議な雰囲気を醸し出しており、鍾乳洞とはいえ、穴に入れるわけでもなく駐車場もない。浄水設備のような場所の裏手に、じつにひっそりとローカルな小場所で楽しい。
一方、南に1km下ったところにあるあわじ花さじきは大盛況だった。