ゴルフコースと農業用のハイブリッド。
ため池が密集しているところは、なぜかゴルフ場銀座とかさなることが多い。ため池を造りやすい谷戸地形が良質なゴルフ場建設の条件に合致しやすいのかもしれない。また、こういったゴルフ場では、ため池自体をゴルフコースの構成要素として利用していることもある。
一方で、現役のため池としても機能しているものもある。このような場合、ため池の利権者である農家が出入りして池の管理をする必要がある。このため、池面はゴルフ場の構成要素となっていながら、堰体部は一般道に面しているような池がよく見られる。
こういった池ではゴルフ場を借景としながら、ふつうの野池のようにアクセスできるところがおもしろい。
東松山、嵐山、滑川のほか、房総半島でもときどき見かけるタイプの池である。