水辺遍路

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栃沢ダム(福島県会津美里)

とちざわだむ。
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水位が低い状態が長らくつづいている感じだったので防災ダムかと思ったのですが、調べてみると会津宮川土地改良区が管理する灌漑用ダムでした。
立ち入り禁止看板あり。
同改良区のオフィシャルサイトで紹介されている栃沢ダムの概要の理系理系した文章がマニアック。
旧街道の二車線県道沿いにあるのでアクセス性もよく通りすがりに見ることができる。

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 氷玉川は、ダムサイト南方4kmの六石山(1,018m)に源を発し、急峻な山地を流下する。この間多数の支渓を合せてダムサイトに至り、更に下流2km付近で会津盆地に入る。この流路延長8kmの小河川である。
 ダムサイトの地形は、左右両岸は非対象の逆台地を、形成している。左岸山腹は、ゆるやかな斜面をなし、その勾配はほぼ1/5であり、段丘面は、4段に形成されている。右岸では急傾斜でその勾配はほぼ1/1.0であり、ガイスイの堆積が見られ、ダムサイトにおけるEL380mでのスパンは370mである。
 ダムサイト付近の地質は、流紋岩、緑色凝灰岩及び流紋岩はかなり風化が進んで、全体に厚い風化粘土化帯を形成しており、河床部における厚さは約11mで、新鮮堅硬な岩盤に地表よりおおむね15m前後に存在する。
(会津宮川土地改良区サイトより抜粋)

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