こもただむ。
緑に覆われつつある堰体は、細部に戦前らしいこだわりの美しさ。
佐世保には市が管理する水源ダムがいくつかあるものの、閉鎖的なところがほとんど。
菰田ダムも例外ではなく、ダム本来の仕事に徹しているようで、来訪者にはじつに素っ気なく、駐車スペースもチェーンで入れないようにされていました。立ち入りや釣りも禁止。
しかし草木に覆われつつある堰体は、どこか戦前の風格みたいなものを感じます。堤頂の中央近くにある洪水吐にかかる橋の造作など、よく見ると戦前らしいこだわりが美しい。
「日本の近代土木遺産」に選定。