せいがんじだむ。
アースダム日本一!
紀元前のメソポタミア文明から造られてきたのが土盛りによるアースダム。日本では、特に堤の高さが15m以上のものをアースダムと呼ぶ。
平安時代末期に築造された奈良県の大門ダム(大門池)は、300年ものあいだ世界一の堤高をもつアースダムだったとされているが、そのときの高さは32mであった。
現在は地震などによる崩落の危険性があるとして重力コンクリート式のダムに置き替えられてしまった。
一方、現役のアースダムでありながら60mもの高さの堤が1978年に完成した清願寺ダム。この60mという数字はアースダム日本一。
ただ、実際に見るとあまり高さを感じない。アーチダムのように切り立って反っていたりすると同じ高さでも緊張感が出るものの、清願寺ダムは堰体の傾斜がものすごくゆるやかで、やさしい面持ち。奢るふうでもなく、これ見よがしなところもない。堰体を熊みたいにころころ転がってみたいという愛着さえわいてきた。
ただ、世界に目を向けるとタジキスタンのヌレークダムはアースダムながら300mもの高さを有しており格違い。(※全ダム形式の中でも二位)
こうなるともう、立派な「山」である。
アースダム2位〜5位も掲載。
アースダムが好きなこともあり、いつのまにかトップ5はぜんぶ攻略していた。
2位は大久保山ダム(愛媛県愛南)、3位は深田ダム(福島県郡山)、4位は長柄ダムこと市津湖(千葉県長生)、5位は立岩ダム(愛媛県松山)。
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