水辺遍路

訪れた全国1万1,100の池やダムを独自の視点で紹介

太田池(兵庫県神河)

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湖面に赤土をむき出しにした小島がいくつもある。池を取り囲む山はどれも低い。この異様ともいえる湖相は、ここが急峻な傾斜の山の広い頂であるという立地による。五つのロックフィルダムよって、なかば強引に山の上に池を造ったのだ。
揚水式発電施設の大河内発電所の上池。太田ダムとも。もともとは北側の堰堤ひとつで形成される小規模な発電用の貯水池だったが、五つのロックフィルダムで山頂部を取り囲むことで大幅なスペックアップを果たした周囲5km級の巨大山上湖が生まれた。下池の長谷ダムとは直線距離で800mしか離れていないのに、高低差400mを7kmもかけて迂回しなければならない。これぞ揚水式発電ダムの醍醐味。
アプローチルートは広めの1.5車線で走りやすい。
太田第五ダム横に駐車場・トイレあり。

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太田第五ダムの堰体。
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第五ダム横の駐車場。
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マークした場所は太田ダム駐車場。トイレあり。