水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

中海(島根県境港)

なかうみ。

中海の夜景に浮かぶ江島大橋。通称「ベタ踏み坂」

ゲゲゲの故郷とベタ踏み坂。

メジャー巨大湖である宍道湖が近いため、やや存在感でワリを食っている感のある中海であるが、じつは日本で五番目に大きい汽水湖である。成因タイプは海跡湖(潟湖)。「海」という名前がつく湖沼ということでは、レアな存在でもあるが、そんなことはあまり注目されない。
もっとも大きな貨物船が繋留されていたり、見た目はほとんど海。大根島と江島が浮かび、これらの島々は巨大な橋で結ばれている。

 

汽水湖としては日本2位。連結汽水湖というレアな存在でも


 

橋の存在感という点では日本一の湖沼では?

ベタ踏み坂


生息魚類は汽水系より海水系が多い

1m越えのニホンウナギが捕獲

妖怪の町・境港と米子の町を擁する

中海の東岸側の町は水木しげる先生の生地、境港。ゲゲゲの鬼太郎で町おこしがさかん。釣り番組ではボートシーバス爆釣のロケ地としてもよく使われている。
しかしこの中海をもっとも有名にしたのはダイハツのCMかもしれない。境港市街地からのびる江島大橋、通称「べた踏み坂」として一躍、観光地に。
江島大橋の西側にある撮影スポットに無料駐車場(未舗装)が用意されているが、ここから撮影するとベタ踏み坂はあまり迫力がでなかったりする。
もうひとつ先の大根島まで渡って中海ごしに橋を望遠で狙うと、いかにもなベタ踏み感が出てくる。
大根島から松江方面に渡る長い長い砂州のような陸橋が、ベタ踏み坂の江島大橋とは対照的に超フラットな橋。湖岸に沿って北側に走ると道の駅・本庄がある。

道の駅としてはこじんまりとしているが、目の前に中海。階段があるので水辺に降りることができる。


大根島とを結ぶ長い堤の上を走る道



道の駅から



まるで海



 

Googleマップ

マークした場所は、道の駅。