かこがいけ。
都市に生じた巨大なエアーポケット。
新幹線、東海道本線と、高速道が入り乱れる名古屋南ジャンクションに取り囲まれ、この池そのものが、まるでエアーポケットのように真空感に包まれていました。高架道、幹線道がクロスしているため、かえって池へのアクセスはクルマだと驚くほど難しい。
ここを通る多くの車両は、高速道が天井のように空を塞ぐ片側三車線の幹線道の交差点に、ただ「水主ヶ池」の交差点名を記した看板に池の存在を知るだけでしょう。この看板の下にローマ字で「Kakogaike」とあり、「かこがいけ」という不思議な読み方であることを知りました。