水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

内袖沼(埼玉県熊谷)

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日本一暑い町を売りにする埼玉県熊谷市。最高気温は毎年、40度をゆうに越す。町の人も慣れっこだ。テレビで人の背丈ほどもある気温計を前にキャスターが「現在の気温は40度を越えてます」と汗をぬぐいながら語るのは、もはや日本全国お茶の間の夏の風物詩になっている感もありますね。
そんな熊谷は、野池においても不思議な場所。一帯では中心的な町であり、もっとも都市化が進んでいるのに、周辺の農業中心の町村よりも池での釣りに対して全体的に寛容な感じがします。
そういえば名古屋でも、東京でも、意外に釣りに寛容な一面もありますね。今の時代においては都市の方が池での釣りに大らかなのかもしれないという逆説的な仮説が浮かびますが、考えてみれば都市の池は本来の農業機能を失われ、地域住民の憩いの場としての親水機能が求められているので、あたりまえといえばあたりまえのことなのかもしれません。すみません。逆説的でもなんでもなかったようです。
ズバリ熊谷、じつは穴場がけっこうありそうな予感をさせる内袖沼でした。

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