水辺遍路

訪れた全国1万1,300の池やダムを独自の視点で紹介

あさひの池(群馬県板倉)


この立地にありて奇跡的な開放性。

東武鉄道日光線の板倉東洋大前駅からキャンパスの方向へと歩きだすと、即座に視界に飛び込んでくるひろびろとした池である。ニュータウンに取り囲まれた景観要素の強い緑地として存在感を放つ。調整池機能も併せもっていそうにも見える。
育児環境でもあるニュータウンという立地だけでなく、池西側には保育園もあるというのに、フェンスさえ設けない自然護岸をもったオープンな池が実現できたというのは、この時代には奇跡といえようか。