つぶれめいけ。
両目がつぶれた魚の話は俗説か。しかし周辺には、由緒正しい片目魚の伝説の池もある。
かつてはブラックバス、へらぶなの釣り場として知られた潰目池だが、この恐ろしい池の名が示すように池に棲む魚はすべて目がつぶれているという俗説もあった。現実的な解釈として、「潰目」は「裂け目」といった地形的な特徴をさしたのではないかという説もある。
一方、この近辺にはこの潰目池の他に、片目の魚の伝説が残る池として、昆陽池(こやいけ・伊丹市)、駅ヶ池(うまがやいけ・加古川市)があり、やはり何らかの因縁はありそうである。