あたご天狗の森公園。
悪態ついて奪い合うのが習わしの三大奇祭。
「バカヤロー」
罵声が飛び交う。大人の声、女の声、子どもの声・・みなが口々に罵り、供え物を奪い合う。そんな奇妙な習わしで日本三大奇祭のひとつに数えられる茨城県笠間の「悪態まつり」。
舞台となる愛宕山は江戸の国学者・平田篤胤の「仙境異聞」にも収録された十三天狗の伝説の地だが、祭りでは白装束に烏帽子姿で十三天狗に扮する氏子にむかって沿道の住民たちが罵声を浴びせかける。この日だけはどんな悪言を吐いても罪に問われないとして江戸時代にはじまった。もとは地元の領主が政治に対する不満を聞き出すためにはじめたという由縁をきけば、今の政権にも見習ってもらいたいと思わずにいられない。
山頂の愛宕神社の奥には十三天狗の祠がまつられ、巨大な天狗の面もある。
眺望のよい天狗池は駐車場のすぐ横にあり、天狗の水飲み場とも呼ばれている。公園化されているほか、星空の美しいあたご天狗の森スカイロッジもある。頂上まで4kmの山道は二車線路。
人工池然としており金魚が泳いでいた。
駐車場と案内板
マークした場所が駐車場。