長谷寺、飯山白山森林公園。
トレイルランニング天国。飯山七不思議のひとつに数えられる白山山頂の池。
厚木の都市近くにありながら豊富なハイキングコースと、芸者もいる隠れ湯をもつ飯山温泉郷を山麓に抱える白山。その山頂近くにある小さな池が白山池である。
県道60号の飯山観音入口交差点を折れて橋を渡り、飯山温泉を抜けて参道をのぼっていくとやがて車路と歩行路に別れる。車路は坂道となりぐんぐんのぼり、まもなく駐車場に出る。ここはハイキングやトレイルランニング拠点として各種の案内板とトイレもある。
急峻でショートカットの男坂、ゆるやかで歩きやすい女坂。
長谷寺参道の石段をのぼり、立派な社殿の脇をすり抜けて奥に進むと白山へのハイキング路となる。電気柵つきのゲートを押し開けて進むと山深い雰囲気になるが、夏場はヤマビルに要注意。急峻だが近道の男坂と、迂回しながらゆるやかにのぼる女坂に別れ、山頂をめざす。白山山頂には展望台も設置されており厚木、相模原市街から遠く都心ビル群まで一望できる。
展望台から男坂方向に少し行くと白山神社。その一角に白山池がある。池といっても丸く石組みされた井戸のような池だ。小さな白龍の像も立っている。池までの往復は走れば30分、徒歩で1時間半。
飯山七不思議。白龍の水呑み場としての伝説。
飯山七不思議のひとつとして、白龍の水飲み場にまつわる伝説が残されている。以下、案内板より抜粋。
飯山観音の裏、標高二百八十四メートルの白山、その絶壁の頂上に一メートル四方の小さな池がありますが、不思議なことに、いかなる干ばつにも水がかれなかったといいます。そのため、日照が続き農作物が心配な時、農民達はこの池の水を空にして雨乞いをしました。すると、やがて一天にわかにかき曇り、三日三晩雨が降り続いたものです。これは、この山に住んでいた白龍の水呑み場で、飲み水が無くなると白龍が雨を降らせるという伝説です。この話から、神奈川五十選の飯山白龍太鼓が作られました。
白山の山容。(2015年4月撮影)
参道をのぼっていくと、駐車場とトイレ、広場、自販機がある。ここは周辺ハイキングの拠点になっている。
トレイルランニング拠点。近くには飯山温泉郷も。
案内板も豊富
周辺マップ
マークした場所が駐車場(トイレあり)