水辺遍路

実踏・日本の湖沼 5,950湖

皿小屋沼(秋田県湯沢)

さらこやぬま。佐太子沼。
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娘の悲話が伝わる沼

主人がたいせつにしている皿を割ってしまい、沼で死んだ女中の娘にまつわる悲話が残る。皿小屋沼の名前の由来であるが、この家は豪農だったとのことだから「皿屋敷沼」とでも呼ぶ方がよさそうだが、なぜ小屋なのか不思議である。
現地には二回行ったが、一度目は雪に阻まれ、二度目は時間がなく池にはたどり着けていない。
写真は国道から皿小屋沼へ入る道の入口。
一帯は30万年前の火山活動後の地すべりによって生まれた天然湖である皆瀬湖沼群がある。

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現地の案内板にはこうある。

民話の里 この先500m
佐太子沼(皿小屋沼)

昔、この地に三浦徳兵衛という豪農がいた。その家に佐太子という女中がおり美しくやさしい娘であった。主人の徳兵衛が懸想したが、娘はなかなか思うとうりにならなかった。ある時、佐太子があやまって家宝の皿を割ってしまった。主人は怒って、その罰として裏の沼を十回泳ぎ廻るように命じた。佐太子は主人の命とあれば致しかたなく、沼に入り一回二回と泳ぎまわったが、かよわい娘のこと、七回半まわった時は、精根つきはてて、ついに水中深く沈んでしまった。
そして、そのまま沼の主となってしまった。
その後、村第一の豪農と称せられた徳兵衛は家産も傾いて、いつのまにか家も絶えてしまった。
村人は、佐太子の恨みのためとうわさし合ったという。今もその沼があり、名を佐太子沼、または皿小屋沼ともよんでいる。


貝沼周辺ノ図
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